デンドロビューム(ノビル系)とその仲間の、特徴は?
デンドロビュームは東南アジアに広く分布する着生蘭です。その中でもノビルという原種があり、それを元に品種改良がなされたものをノビル系と呼びます。日本で一番普及しているデンドロビュームなので、町の花屋さんでも多く販売され入手しやすい蘭の1つです。 また、寒さ・暑さに強く温室などの栽培施設が無くても容易に栽培できることから人気があります。
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デンドロビュームは東南アジアに広く分布する着生蘭です。その中でもノビルという原種があり、それを元に品種改良がなされたものをノビル系と呼びます。日本で一番普及しているデンドロビュームなので、町の花屋さんでも多く販売され入手しやすい蘭の1つです。 また、寒さ・暑さに強く温室などの栽培施設が無くても容易に栽培できることから人気があります。
品種により違いはありますが、主に3~5月に花を咲かせます。
バルブにシワがなく、張りとツヤのあるものを選びます。また同じ品種内で選ぶ際は、 バルブが太っている・バルブの数が多い物を選ぶと、後の生長が良いです。
花やつぼみが付いている場合は、水切れや乾燥に注意します。特につぼみが開花する際には、 想像以上に水分を必要とします。植え込み材料の表面を指で触り乾いていたら、すぐにタップリと与えます。置き場所はエアコンなどの温風が直接、当たる場所を避け、冬場の明け方は最低でも5℃以上を保てる場所に置きます。
春から秋にかけての栽培ポイント
遮光ネット(30~50%)を張った下で、屋外で栽培します。(屋外栽培が出来ない場合は窓辺)年間を通じて長い時間、日が当たり、風通しの良い場所が好ましいです。
外気最低温度が10℃を超えたら屋外に出します。それまでは室内の明るい窓辺に置きます。 秋は霜が降りる1週間前ぐらいまで、しっかりと屋外で低温に当てます。
植え込み材料を指で触り表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すほどタップリと与えます。 冬の寒い期間は、晴れた日の午前中に与えます。鉢受皿に水が溜まったらすぐに捨てます。
春、新芽が動いてきたら、規定倍率に薄めた液体肥料を1週間~10日に1回の頻度で与え、10月初旬頃まで与えます。それと並行して4~6月までは固形肥料を1ヶ月に1回の頻度で取り換えながら与えます。
葉ダニが発生しないように、風通しの良い場所に置き、乾燥に注意して栽培します。 発見した場合は専用の殺虫剤で退治します。また、ナメクジを発見した時も、新芽や新根を守るために早急な駆除が必要です。
2~3年に1回、4月~5月に行います。目安は、株が鉢からはみ出したり、植え込み材料が古くなり傷んできた時です。植え込み材料は、素焼き鉢に水苔、またはバークにプラスチック鉢で植えつけます。
ハツエ
デンドロビューム ノビル
Den. nobile Hatsue
大塚初枝
茨城県