パフィオペディラム(ブラキ系)とその仲間の、特徴は?
原産地は東南アジアで石灰質のアルカリ土壌を好みます。ミニタイプでかわいらしいところが注目されています。
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原産地は東南アジアで石灰質のアルカリ土壌を好みます。ミニタイプでかわいらしいところが注目されています。
品種によって幅があり早春から秋にかけて開花します。
葉の色が濃く厚みがあり瑞々しさを感じる株がよいでしょう。花が咲いているときに新芽が確認できる株は、生育が良く翌年も開花しやすいのでおすすめです。
室内であればレースのカーテン越しの光が当たる窓際で、寒い時期はエアコンなどで乾きすぎない場所に置くと良いでしょう。花が咲いている場合は、通常の倍ぐらいの水分を必要とします。花の裏側には気孔があり盛んに呼吸をしているので、花の裏側を中心に1日数回乾く度に霧吹きを行うと良いです。
春から秋にかけての栽培ポイント
1月~3月 日中は明るい窓辺に置き、レースのカーテン越しの日光に当てます。室内で一番長く日が当たる東南から南の窓際が最適です。夜間は温かい場所に移動します。暖房機の温風が株に直接当たらないように注意しましょう。 4月~6月 風通しの良い明るい窓辺に置き、レースのカーテン2枚越し程度の日光に当てます。明け方の最低気温が15℃以上になったら屋外に出し始めます。屋外では75%くらいの遮光で管理しますが、最初の1週間は通常より弱めの日に当てて株を慣らしましょう。 7月~9月 屋外に出した株は75%遮光した風通しのよい場所に置きます。長雨の際は軒下に移動してください。梅雨が明けると急激に気温が上がり始め、日差しがとても強くなるので乾燥と葉焼けに注意しましょう。 10月~12月 屋外に出していた株を室内に取り込みます。最初の2週間ぐらいは病気予防のため窓の開閉をこまめに行うと良いでしょう。扇風機などで空気の対流をつくるのも効果的です。
最低でも15℃以上を保てる環境での管理が好ましいです。
暑い時期は朝方に水を与えても夕方には乾いてしまうことがあるので注意しましょう。寒い時期は植え込み材料の乾き方をじっくり観察して水をやります。与え過ぎると根腐れの原因になるので注意しましょう。水やりの時間帯は晴れた日の午前中、雨の日は水を与えません。
真夏以外は規定倍率に薄めた液体肥料を1週間に1度の頻度で施します。固形肥料は5月中旬頃に施します。
カイガラムシ 1匹見つけたら必ず数匹いるので周囲をよく確認しましょう。風通しの悪い環境では株元や新芽の葉の隙間に白い綿毛で覆われたカイガラムシがつくことがあります。見つけしだい綿棒で拭き取り殺虫剤を散布してください。 軟腐病 細菌による病気で、感染すると患部が黒茶色に変色しながら腐敗します。根腐れを起こすと発生しやすく、なかなか治りにくい病気です。見つけしだい殺菌剤を散布し、扇風機の前など風通しの良い場所に置いて患部を乾かしてください。
1年に1回、3〜4月に行います。 ブラキペタラム系は、びしょびしょに濡れている環境を好みません。水はけの良いミックスコンポストとプラスチック鉢の組み合わせが適しています。
ブラキペタラムには色々な種類があるので、まずは好みの花を選んでください。いくら良い株でも好みの花でなければ飽きてしまいます。自分の気に入った花を探して大切に育てましょう。