カタセタムとその仲間の、特徴は?
カタセタムは中南米の熱帯地域に分布する着生蘭です。バルブの先端は尖がっており、株全体は非常に太く、まるでタケノコのように見えることから「タケノコ蘭」とも呼ばれています。冬になると葉を落として開花します。
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カタセタムは中南米の熱帯地域に分布する着生蘭です。バルブの先端は尖がっており、株全体は非常に太く、まるでタケノコのように見えることから「タケノコ蘭」とも呼ばれています。冬になると葉を落として開花します。
品種によって異なりますが、主に11~5月に花を咲かせます。
バルブに張りとツヤのあるものを選びます。また同じ品種内で選ぶ際は、バルブが太っていて、バルブの数が多い株を選ぶと、後の生長が良いです。
花やつぼみが付いている場合は、水切れや乾燥に注意します。特につぼみが開花する際には、 想像以上に水分を必要とします。植え込み材料の表面を指で触り乾いていたら、すぐにタップリと与えます。置き場所はエアコンなどの温風が直接、当たる場所を避け、冬場の明け方は最低でも10℃以上を保てる場所に置きます。
春から秋にかけての栽培ポイント
遮光ネット(30~40%)を張った下で、屋外で栽培します。(屋外栽培が出来ない場合は窓辺)年間を通じて長い時間日光が当たり、風通しの良い場所が好ましいです。
外気最低温度が15℃を超えたら屋外に出します。それまでは室内の明るい窓辺に置きます。 秋は15℃を下回るようになったら屋内に取り込みます。
植え込み材料の表面を指で触り乾いていたら、鉢底から水が流れ出るほどタップリと与えます。夏の暑い時期は乾ききる前に与えます。10月中旬~2月末の寒い時期は水を切らし気味に栽培します。
春、新芽が動いてきたら、規定倍率に薄めた液体肥料を1週間~10日に1回の頻度で与え、10月初旬頃まで与えます。それと並行して4~6月までは固形肥料を1ヶ月に1回の頻度で取り換えながら与えます。
葉ダニが発生しやすいので、風通しの良い場所に置き、乾燥に注意して栽培します。 発見した場合は専用の殺虫剤で退治します。また、ナメクジを発見した時も、新芽や新根を守るために早急な駆除が必要です。
2~3年に1回、4月~5月に行います。目安は、株が鉢からはみ出したり、植え込み材料が古くなり傷んできた時です。植え込み材料は、素焼き鉢に水苔、またはバークにプラスチック鉢で植えつけます。定期的に水やりが出来ない場合は、水持ちの良い水苔にプラスチック鉢でも栽培できます。
カタセタムとその仲間は、葉ダニが発生しやすいので注意してください。葉の裏がベタベタする場合は葉ダニが発生しているので、早急に殺虫剤で退治してください。葉ダニを放置してしまうと立派な株に生長することができません。