カトレアとその仲間の、特徴は?
「花の女王」カトレアは、ブラジルやコロンビアなどの中南米が原産の着生蘭です。近年では様々な属間交配種が生まれ、色・形・大きさなど、カトレアの仲間は大変バラエティーに富んでいます。中でもミニカトレアは場所も取らず、比較的寒さにも強いので、家庭内で気軽に栽培を楽しむことができます。
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「花の女王」カトレアは、ブラジルやコロンビアなどの中南米が原産の着生蘭です。近年では様々な属間交配種が生まれ、色・形・大きさなど、カトレアの仲間は大変バラエティーに富んでいます。中でもミニカトレアは場所も取らず、比較的寒さにも強いので、家庭内で気軽に栽培を楽しむことができます。
品種によって、春咲き・夏咲き・秋咲き・冬咲きがあります。また二期咲き・不定期咲きもあり、これらの品種は一年の間に2回花を咲かせます。
株や葉にシワがなく、張りとツヤのあるものを選びます。また同じ品種内で株を選ぶ際は、トップバルブの大きなものを選ぶと、後の生長がより良いです。
花やつぼみが付いている場合は、水切れや乾燥に注意します。特につぼみが開花する際には、想像以上に水分を必要とします。植え込み材料の表面が乾いたら、すぐにタップリと与えます。また極端な寒さを嫌うため、冬の明け方は最低でも10℃以上を保てる場所に置きます。
春から秋にかけての栽培ポイント
遮光ネット(30~50%)を張った下で、屋外に出します。朝から日が当たり、風通しの良い場所が好ましいです。
外気最低温度が15℃を超えたら屋外に出します。それまでは、室内の明るい場所に置きます。逆に秋は15℃を下回るようになったら室内に取り込みます。
表面が乾いたら、鉢底から抜けるほどタップリと与えます。特に室内に置いてある期間は、晴れた日の午前中に与えます。
春、新芽が動いてきたら、規定倍率に薄めた液体肥料を1週間から10日に1回の頻度で与え、10月の初めまで施します。それと並行して4月~7月までは固形肥料を1ヵ月に1回の頻度で取り替えながら与えます。
カイガラムシが発生しないよう、風通しの良い場所で栽培します。発見した場合は専用殺虫剤で退治します。ナメクジを発見した時も、新芽や新根を守るために早急な駆除が必要です。どちらの虫も増殖が早いので早期駆除が有効です。
2~3年に1回、4月下旬から5月中旬に行います。目安は、株が鉢からはみ出したり、植え込み材料が古く傷んできた時です。水苔に素焼鉢、またはバークにプラ鉢で植え付けます。但し、根腐れなど株の具合が悪い場合は、真冬を除きすぐに植え替えます。
年間を通して明るい場所で栽培します。日照不足は花つきが悪くなります。葉焼けしない程度にしっかり日に当てましょう。
ヨランダ ナカゾネ
カトレア ロディ ゲシイ
C. loddigesii Yoranda Nakazone
須和田農園 江尻光一
千葉県