リカステとその仲間の育て方
リカステとその仲間の、特徴は?
リカステは、メキシコ、グアテマラなど中央アメリカの高地が原産です。 着生または湿った崖などに地生しているランで25種が知られています。
花の時期
11月から3月頃まで。
購入時の良い株の見分け方
バルブが大きく順調に生育し花が咲いている時に新芽が付いている株が良いです。
購入後の手入れ
花が付いている株は2週間くらい花を見たら花茎の根本から切り、切り花で楽しんで下さい。花や蕾がついている間は水を欲しがるので、水やりは植え込み材料の表面を触り乾いていたらたっぷりと水をあげてください。
春から秋にかけての栽培ポイント
- ●置き場所
- 1日の最低気温が15℃以上になったら屋外に移動します。ただし直射日光を当てると葉焼けするので、50%の遮光ネットで明るい日陰を作りましょう。最低気温が10℃以下になったら室内のレースのカーテン越しの場所に置きます。
- ●温度
- 最低気温が15℃を超えたら屋外に出します。 秋は10℃を下回るようになったら室内に取り込みます。
- ●水やり
- 植え込み材料の表面が少し乾いたら、乾き切る前にたっぷりあげます。 特に夏は夕方から日没後に十分水やりをします。周囲や付近の植物にも水をかけると気化熱で気温を下げられます。
- ●肥料
- 春、新芽が動いてきたら規定倍率に薄めた液体肥料を、1週間に一回の頻度で3月から6月末また10月から11月末まで与えます。
- ●病害虫
- 屋外では新芽がナメクジやアブラムシなどの被害にあわないよう、殺虫剤を予防散布します。また新芽の腐敗やバルブに黒い斑点が発生する場合があるので、風通しが良い場所に置くこと。殺菌剤を予防散布するのも良いでしょう。
植え替えの時期と方法
花が終わった3月から4月に行います。 バルブが鉢いっぱいになっており新芽の伸びるスペースがない株は植え替え時です。
その他
リカステは比較的生長が早く、旺盛に育つとすぐに鉢がバルブでいっぱいになってしまします。植え替えや株分けを行い、株姿を整えましょう。
【過去の日本大賞花】
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2009年 日本大賞花
リカステ ショールヘブン
‘ヨウコズ デライト’
Lyc.Shoalhaven ‘Yoko's Delight’
/斉藤正博
(茨城県) -
2001年 日本大賞花
リカステ スキンネリ
‘マウント オク イオウ’
Lyc.skinneri ‘Mt. Oku Iou’
/指江正敏
(石川県) -
1999年 日本大賞花
リカステ ショールヘブン
‘キョウト’
Lyc.Shoalhaven ‘Kyoto’
五島園芸/五島正
(京都府)