セッコクとその仲間の育て方
セッコクとその仲間の、特徴は?
長生蘭は岩手県以南に広く自生しているセッコクの変異個体(斑入り・葉変わりなど)です。セッコクは岩手県以南、沖縄県まで谷川沿いの岩や頂上近くの岩、その付近の木々に着生しています。古くは江戸時代より珍重され、鑑賞価値が高く、芸のあるものには名が付けられました。株自体が小さいので、場所を取らず狭い場所でも栽培ができ、花の時期には花を、それ以外の時期には葉も鑑賞できます。
花の時期
4月~6月が花の季節です。
購入時の良い株の見分け方
株立ちなど本数が多いものやバルブが大きく太いものは勢いがありおすすめです。
購入後の手入れ
風通しの良い屋外に置きます。
春から秋にかけての栽培ポイント
- ●置き場所
- 冬は北風に当てないことと、霜・雪が直接当たらないようにしてください。春以降は日当たりが良く風通しの良いところに置きます。ただし、夏場の直射日光だけは避けて、遮光するなどしてください。
- ●温度
- 基本的に屋外での管理で、真冬は北風に当てないことと、霜・雪が直接当たらないように しましょう。
- ●水やり
- 5月~9月までの生長期にはたっぷりと水をやり、4月と10月はやや少なめ、11月~3月の休眠期には水を少なくしてください。
- ●肥料
- 5月~6月に規定倍率に薄めた液体肥料を2週間に1回灌水代わりに行います。
- ●病害虫
- 暖かくなり始める4月~11月に月に1~2回殺虫剤を行います。
植え替えの時期と方法
2~3年に1回、3月~4月が最適です。目安は、水苔が茶色くなってきたら行います。新しい楽焼鉢や素焼き鉢を用意して、根をよく殺菌消毒し、新しい水苔で根を覆います。植え替えたら如雨露などで上から下にたっぷりと水が出るまで水やりを行います。
その他
春以降はしっかり日に当ててバルブを太らせましょう。